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【文系社会人】勉強2か月/約8割得点で合格!ITパスポート試験合格体験記

2021年1月下旬にITパスポート試験に合格しました。

ITの知識がほぼない文系社会人が合格した方法についてまとめたいと思います。



ITパスポートとは

ITパスポート、通称「iパス」はITに関する基礎的な知識を問う国家試験です。


iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。 ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる“IT力”が身につきます。

www3.jitec.ipa.go.jp


ITの利活用を促進するということで、ITだけでなく経営全般についても問われます


試験の概要

受験資格:なし 誰でもOK!

受験費用:5,700円(税込)

試験形式:コンピュータで試験を実施する(Computer Based Testing)方式

     四肢択一式(100問)

合格率:54.3%(令和元年度データ)

試験実施日:全国47都道府県の試験会場で随時実施

試験時間:2時間(途中退室可能)


合格基準

分野別評価点

ストラテジ系  300/1000点

マネジメント系 300/1000点

テクノロジ系  300/1000点

総合評価点   600/1000点


3分野のそれぞれで基準点(300点)以上かつ全体で600点以上で合格です。


【注意1】問題は100問ありますが、採点されるのは100問中92問です。8問は採点されません。残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。

どの問題が採点されないかは分かりません。


【注意2】IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出するとのこと。

設問ごとの配点は公表されていません。

そのため過去問を解いてもどれくらい取れているのかが分からず不安でした…


申し込みについて

すべてオンラインで行います。

詳しくはこちら。 www3.jitec.ipa.go.jp


勉強について

私の地区では都合の合う受験日が1番早くて2ヶ月半後だったため、先に申し込みをすませ、勉強を開始しました。

自分の性格上勉強が十分になってから申し込むより、先に申し込んでしまった方が勉強に熱が入るのでちょうどよかったです。


勉強期間と勉強時間

・勉強開始から試験までは2ヶ月半

・途中サボって勉強しなかった日を除くと2ヶ月


・勉強時間 約110時間

1日約1時間~2時間

試験直前は3~6時間程度でした

使用したテキスト

テキストはこちら(※令和2年度版)を使用しました。

分厚いけれどイラストも多く、デザインも読みやすくて良かったです。


2021年の4月の試験からシラバス(Ver.5.0)対応になり、試験内容・出題範囲が変更されます。 テキスト・問題集は最新のものを使用すること!


テキストはキタミ式も人気のようです。


問題集はこちらを使用しました。


過去問題はITパスポート過去問道場というサイトで無料で利用できます。

スムーズに学習が進む人はこちらで十分だと思います。 www.itpassportsiken.com


私の場合、紙の方が学習しやすいのと、過去問以外にもよく出る問題や解説が充実していたことから問題集を購入しました。

テキストだけでは網羅できていない箇所もあり、購入してよかったです!


勉強方法

【1】テキスト1周

まずはテキストを1周読みました。

1回目で全て完璧に理解や暗記はしようと思わず、一度通読することを優先しました。


【2】単語帳の作成

テキストを読みながら並行して単語帳を作成しました。

ITパスポート試験にはたくさんの略語が出題されるためです。


単語帳作成の例

表面:CIO

裏面:Cheef Information Officer

   最高情報責任者


正式名称も記入してどの英単語の頭文字になるかをざっくり把握して覚えていました。 その方が単純に覚えるだけよりも覚えやすかったです。


【3】過去問題集前半の実力診断テストやよくでる問題を解く

答え合わせをして、該当箇所のテキストを読む(テキスト2周目)

間違えた問題には×、自信がないけど正解した問題には△をつけておく


【4】過去問題を3回分解く

間違えた箇所はテキストを読み直す


【5】×と△をつけた問題を2周解き直す


計算問題について

私の場合、進数の変換問題は覚えられなかったため、スルーしました。

(幸い、試験では出題されませんでした)

そのかわり、その他の計算問題は解説をしっかり読んで、同じような問題がきたら解けるように繰り返し解きました。


CBTについて

事前に公式サイトでCBT方式の練習をしておきましょう。 www3.jitec.ipa.go.jp


試験当日

持ち物

確認表を印刷しておく、または【受験番号・使用者ID・確認コード】を控えたものを用意しておく

顔写真つき本人確認書類(有効期限内)

試験室の机上に置けるもの以外を収納するカバン


確認表は家にプリンタがないので、ネットプリントで印刷しておきました。


筆記用具はいらないの?と思われるかもしれませんが、試験会場にはあちらで用意されたシャープペンシルと白紙が配布されるため、必要ありません。

www3.jitec.ipa.go.jp


試験会場に着いてから

20分前に会場に到着。 トイレをすませた後、会場の部屋に向かいました。

確認表と本人確認の実施。

私の受けた会場では試験室の手前にロッカールームがあり、試験時机の上に置いていいもの以外はロッカーにしまいました。

寒い時期だったので、念のためティッシュペーパーを持ち込みました。

試験の部屋に入り着席。 自分の端末にログインし、試験開始まで待機します。


試験開始~終了まで

試験開始の合図がありました。スタートボタンを押します。

イヤーマフがあり使用してもいいとのことでしたので使用しました。 周りのカチカチする操作音が気にならず、マイペースで問題を解いていけたので良かったです。

1時間強で解き終わり、見直しをして残り20分前に採点ボタンを押しました。

手ごたえは微妙で、採点するまでは不安でいっぱいでした。

採点結果がすぐ表示されます。合格基準点に達してる!

確認後呼び出しベルを押し、試験官を呼び途中退室しました。


結果公開・合格発表

採点結果は試験終了後に発表されます。 f:id:yyy_note:20210216215741j:plain

無事合格でした!


試験結果の詳細レポートは試験終了後1時間ほどでダウンロードできます。


試験後にすぐ結果は分かるのですが、一応合格発表もあります。

合格発表は翌月ITパスポート試験のページで公開されます。

合格証書は翌々月に届きます。

まとめ

勉強期間:2か月

勉強時間:約110時間

かかった費用:8,736円

試験5,700円・テキスト1,738円・過去問1,298円


ITの知識がない文系でも2か月あれば十分とれます◎

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